宇都宮市の店舗外構をモダンにリフォーム【3Dパース】
宇都宮市-趣ある建築物を活かすシンプルモダンな店舗外構
1.デザインについて
宇都宮市内のとある店舗広場。
歴史ある店舗に囲まれる閑静な場所に佇む土地です。
今回は広場の大規模改修を行うということで弊社が現地調査と設計を行いました。
趣深い歴史ある建物とお客様が主役ですので、外構&エクステリアはあくまでもそれを引き立てるようプランニングしました。
お金を掛けて華美な外構を、という設計は合わないと判断したからです。
既存の自然素材豊かな建物や天然芝、樹木にモダンな雰囲気をプラスするため、緑化ブロックをストライプ状に並べています。
のちのちは建物を改修してコンサートを開きたい、外でお客様が飲食できるスペースをつくりたいとの意向でしたので、野外にも簡易的なイベントスペースを設けました。
2.構造について
ご依頼者様から降雨時の水溜まりがひどいと伺いました。
確かに水溜まり箇所の芝は剥がれ、汚泥が溜まっている様子が見受けられました。
既存の集水桝に水が残っていましたので、排水経路の途中、もしくは流末にて水が半分ほどせき止められているようです。
抜本的な解決方法としては詰まりを直し排水を改善すれば良いのですが、過去の図面は残っていないとのこと。
ファイバースコープを入れ全配水系統を確認するという手段もありますが、原因が分かったところで相当な改修費用が必要になると予想できますので、デザイン性と排水性を両立させるため化粧砂利+透水管を提案致しました。
緑化ブロックも透水性能を有していますので、建物から流れた流水は緑化ブロックしたの透水層を通り化粧砂利部へ、化粧砂利部の流水は透水管へ、透水管の流水は敷地外方向へ水勾配を確保しています。
この地域の法律より雨水の敷地外放流はできませんが、緑化ブロック下と化粧砂利部の体積が全て貯留施設となりますので、自然透水しきるまでの間の雨水は以前より相当量増えたと思います。
3.まとめ
今回は初回の設計案とパースをご紹介しました。
お家の外構も一緒なのですが〝見た目だけ〟では10年後、10数年後、もしかするとすぐに補修や改修で苦労される可能性があります(特に排水不良系の問題は比較的早めにでることが多いです)
今回のようにデザインと機能面、コストをバランス良く考えながら計画を行いたい物です。
外構と庭園のデザイン設計事務所-ノスデザイン
栃木県壬生町を拠点に、宇都宮市・小山市・栃木市などの栃木県内を中心にお客様に寄り添った上質な外構(エクステリア)と庭園(ガーデン)のデザイン・設計・施工を行っています。
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