栃木市の新築外構造成【開発許可工事】
栃木市-開発許可工事
1.はじめに
栃木県栃木市の閑静な住宅地に新築のお客様より、造成-外構-ライティングまで外まわり一式をご依頼頂きました。
全ての工事に携わることが出来るということは、設計も、デザインも、コストも、全てをお客様と一緒に造り上げることができるので設計士冥利に尽きるご依頼です。
やはり工事全体で管理するとお客様の理想のデザイン・費用が間違いなく実現できます。
さて、今回の造成工事は〝開発許可工事〟というちょっと特殊な工事です。
簡単にご説明すると【畑地などを宅地に変更するに当たって市町村に許可が必要】な工事です。
通常の工事と違い、材料の証明書、材料の品質、構造物の寸法、などを細かく記録に残し市町村に提出した設計図と相違がないか提出しなければなりません。
一般的な外構業者では出来ないところが多く、専門業者に頼むと間違いはないですがやはり少し価格が高いかな。
また造成業者は外構業者ではないので外構の完成イメージまで見越して工事をするのはほぼ不可能かと思います。
私は前職で公共工事の現場所長を長らく務めていたので朝飯前です(^^)
※皆さんがよくご利用なさる国道新4号の工事はよく所長を務めていました。
2.使用材料について
今回は土留めを兼ねたブロックを使用します。
デザインブロックや通常のコンクリートブロックなど多種多様なデザインがありますが、今回は価格と見た目でおすすめのSBICイージーCを採用させて頂きました。
通常のブロックと違って縦目地がないので、スタイリッシュかつ費用を抑えて導入できるところがおすすめです。
通常のブロックはこちら
SBICイージーCはこちら
しかも大手国内メーカー製なので表面のキメが違います(^^)
3.現場管理について
先ほどご説明したように、材料や構造物の寸法は市町村(今回は栃木県と栃木市)に提出をしなければお家の工事を始めることができません。
ブロック基礎の砂利の幅・厚み、コンクリートの幅・厚み、鉄筋の各種寸法をしっかりと測って写真と一緒に提出をします。
この写真は鉄筋の〝カブリ〟というもので生コンクリートから鉄筋まで50mm以上は離さないと強度の低下やクラック(ひび割れ)の発生、鉄筋材の腐食が起きますよ、という構造令に則り収めた写真になります。
市町村に納品する際は黒板に寸法を明記して提出することとなります。
他の工種もありますのでまだたくさんあります(80枚くらい)
3.まとめ
今回は新築外構工事の開発許可工事について書かせて頂きました。
なにげない工事ですが、実はコストやデザインを考えながらしっかりと管理しているのです(^^)
この記事についてご質問や疑問点がありましたらお気軽にご相談下さい。
専門店ならではの知識やおすすめのコツもたくさん書いていますので是非過去の記事やホームページもご覧ください(^^)
外構と庭園のデザイン設計事務所-ノスデザイン
栃木県壬生町を拠点に、宇都宮市・小山市・栃木市などの栃木県内を中心にお客様に寄り添った上質な外構(エクステリア)と庭園(ガーデン)のデザイン・設計・施工を行っています。
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