外構・エクステリアの3Dパース図でお客様のイメージを再現
■外構(エクステリア)工事の3Dパース図とは
外構(エクステリア)専門店のプロでデザイナーの代表が、過去の事例や施工、経験を元に誰も教えてくれない外構の疑問点や悩みを解決いたします。
そもそも〝パース図〟をご存じでしょうか?
パース図とは建物の外観や外構(エクステリア)の完成イメージ図のことです。
まずは実施工の写真と3Dパース図をご覧ください。
まずは外構施工前。
こちらが3Dパース図です。
こちらが実施工の写真です。
このようにお家と外構の完成イメージを忠実に再現することが可能です。
大多数のお客様はお家の新築工事や外構(エクステリア)工事は初めての経験かと思います。
どんなお家が良いか、どんな外構(エクステリア)が良いか、、、デザインや機能、家族との生活空間を思い浮かべながら雑誌やSNS、モデルハウスなどを参考にしながら思い悩んでいらっしゃると思います。
しかしながら、何も可視化(見える化)しないままイメージで施工をしたとしてもお客様の思い描いたイメージとかけ離れてしまう箇所が少なからず出てきてしまいます。
なぜかというと建物の外観、土地の高低差や広さ、外構部材の配置、それぞれのバランスや相性を考慮せず、それぞれを個々のパーツとして考えてしまうことが大きな要因の一つだからです。
外構費用だけで数百万円、建物と合わせると数千万円、人生の中でも恐らく一番高い買い物ですので絶対に失敗はしたくありませんね。
そんなお客様の不安を払拭するため、昔から口頭による説明や平面図の作成、手書きのパース図などによる表現が用いられてきましたが、近年は〝3Dパース図〟というまるで現物を写真にしたようなイメージ図が用いられることが増えてきました。
ソフトだけで数百万円、ソフトを稼働させる高性能なパソコンで数十万円する高価なものですが、お客様が失敗することに比べれば安いものだと思っています。
また、3Dパースを書けるということは上記のようにしっかりと設備投資しお客様に寄り添った業者である、ということもできます。
ということで今回の記事は〝3Dパース図〟に焦点を当て詳しくご説明いたします。
《目次》
1.外構(エクステリア)の平面パース・3Dパース
Ⅰ.外構平面パース図
Ⅱ.外構3Dパース図
2.外構3Dパース図をつかった応用
Ⅰ.外構3Dパースで夜間照明(ライティング)を再現
Ⅱ.外構3Dパースで目隠しフェンスなどの高さを比較
3.外構・エクステリア3Dパース図のまとめ
■1.外構(エクステリア)の平面パース・3Dパース
外構(エクステリア)や庭園(ガーデン)のデザインやプランをお客様に提案する上で絶対に必要なのが、設計図面やパースなどお客様の思い描いたイメージを可視化する資料です。
近年お客様の趣味趣向やライフスタイルはとても多様化しており、また外構工事における材料の種類や手法も同様に多様化しています。
よってお客様が完成イメージを想像できる分かりやすい資料が必要になってきます。
【Ⅰ.外構平面パース図】
平面パース図は通常の平面図と違い、建物や外構の素材感(テクスチャー)や色味を分かりやすく平面図に併記したものとなります。
それそれの特徴をご説明します。
こちらが通常の平面図です。
敷地全体の配置やイメージはなんとなく分かると思いますが、立体感やサイズ感、実際の雰囲気を読み取ることはプロでも想像が難しいと思います。
この通常の平面図は無料のCADソフトも出ているのでこのままプレゼンテーションする業者もいると思います。
当社はまずAutoCADという外構専門の作図ソフトで、各種パースの土台となる敷地や建物のサイズや配置、高さや地盤の勾配を再現するべく平面図を作成します。
(このとき面積や体積、勾配などの細かな計算を行います)
次にこちらが平面パース図です。
最初にAutoCADでつくった平面図を、外構パース専門のソフトRICKCADに取り込み実際に使用する予定の材料やデザイン、質感をあてはめ作成します。
通常の平面図に比べると多少分かりやすくなったと思いますが、立体感やサイズ感、実際の雰囲気を読み取ることは難しいと思います。
当社はお客様におおよその全体イメージと、それぞれの数量をお教えするために作成しています。
【Ⅱ.外構3Dパース図】
AutoCADで敷地や高低などのフォーメーションを決め、RICKCADで材料の質感や色をあてはめたあとは本格的に3Dパース図の作成を行います。
建物の形や色、カーポート、門塀、フェンス、アプローチなどお客様の要望とプロの考えを調和させながら設計していきます。
作り方は業者それぞれだと思いますが、当社はこの後別のソフトで質感を高めていくのでこの時点での質感は重要視していません。
3Dパース用のソフトのみで作成をしました。
平面図に比べ立体感や質感、位置関係が分かりやすくなったと思います。
大半の業者はここで終わりだと思いますが、ここからが当社の力の見せ所です。
レンダリングソフトで質感の仕上げを行っていきます。
アプローチのフロート階段まわり
カーポート全景とアプローチ
裏庭のウッドデッキ、テイルテラス、人工芝、造作アイアン手すり
建物と外構を俯瞰の視点で
このパースは現在施工中の住宅なのですがお客様からも分かりやすいと大変好評を頂いております。
実際に経過を見てみていかがでしょうか?分かりやすいですよね(^^)
お客様が外構とお庭を検討する際は3Dパース図を作れるかどうか、施工業者に1度確認してみても良いかもしれません。
■2.外構3Dパース図をつかった応用
外構(エクステリア)3Dパース図の応用をご紹介いたします。
【Ⅰ.外構3Dパースで夜間照明(ライティング)を再現】
3Dパース図は夜間照明(ライティング)の再現も簡単に再現が可能です。
植栽に当てたときの影の落ち方やアプローチ・玄関まわりの光量などを調整しながら選ぶことが出来ます。
タカショー、パナソニック、オーデリックなどの国内メーカーは実際の商品を図面に反映できるのでとてもリアルな質感を試すことができます。
【Ⅱ.外構3Dパースで目隠しフェンスなどの高さを比較】
3Dパース図はフェンスの高さなどの比較が簡単にできます。
最初の画像は高さが160cm、次の画像は180cmです。
こちらも実際にお客様に依頼され打ち合わせをした際のパースとなるのですが、あくまで外部からの視線を防ぐことができれば良い、という最終判断材料になりました。
たかが20cmといえども工事費が掛かりますので数万円安く施工することができました。
もちろん高さだけでなく模様や材料の比較検討も容易です。
フェンス、ブロック、門塀、門柱、カーポート、ウッドデッキ、など外構でつかっている製品は全て比較検討ができます。
例としてフェンスの模様を変えてプレゼンテーションした画像を添付します。
最初の画像が木塀(ウッドフェンス)の縦格子、次の写真が縦スリットです。
【フェンスの高さについての詳細ブログはこちら→詳しく見る】
【ウッドフェンスに使える補助金についての詳細ブログはこちら→詳しく見る】
■3.外構・エクステリア3Dパース図のまとめ
3Dパースの作成方法から活用方法まで書かせて頂きましたがいかがだったでしょうか?
お客様、私たち専門店、実際に施工する職人、分かりやすい3Dパースで全員がイメージを共有し、同じ方向を向いて外構を仕上げるということはおしゃれな外構をつくる上で大変重要なポイントです。
また『こうじゃなかった、、、』などの余計な手直しもなくなりますのでコスト的にもお得かと思います。
3Dパース図はどの業者もできることではないと思いますが、お客様の一生に一度のお家&外構ですので業者を選ぶ際の要因の一つに考えて頂けたら幸いです。
外構をワンランク上質に仕上げるコツとして多少コストを下げたとしてもトータルバランスが良ければ、お家とお庭が調和した上質な庭屋を造ることができると私は考えています。
今回の3Dパース然り、お客様がそんな業者と知り合えることを願っています。
このブログを通じてお客様の素晴らしいお家&お庭ができるお手伝いができたならば幸いです。
ご相談やお見積もりは無料で承っておりますのでお気軽にお問合せ下さい(^^)
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【外構・エクステリアの3Dパース図作品事例】
【外構・エクステリアの3Dパース図製作依頼】
外構と庭園のデザイン設計事務所-ノスデザイン
栃木県壬生町を拠点に、宇都宮市・小山市・栃木市などの栃木県内を中心にお客様に寄り添った上質な外構(エクステリア)と庭園(ガーデン)のデザイン・設計・施工を行っています。
お打合せやご相談は無料で承っておりますのでお気軽にお問合せくださいませ。
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